DX×BPR

DXと業務効率化の関連性

コロナ禍を経てDX（デジタルトランスフォーメーション）の機運が高まる中、「何から始めればよいか分からない」「思ったような結果が出ない」という声があります。
DXにつながる試みの一つとして業務効率化が挙げられますが、大量の紙処理業務や入力作業を前に頭を抱える企業も多いことが現状です。多くの企業は、郵送書類やFAXなど紙を扱う作業の他、単純な入力作業などの手作業を人がメールでリレーするような非効率な作業が業務プロセスに残り、生産性の向上を阻む壁になっています。こうした課題に対し、紙書類をデータ化したり手作業を局所的に自動化したりする方法もありますが、そうした“対症療法”では、大幅な効率化は望めません。
企業が目指すべきゴールは単なるデジタル化ではなく、業務プロセス全体の効率化であり、人の手を介した作業が要所で残ってしまうと、その先のDXにはつながらなくなります。

DX推進が求められる今、
新たなデジタル技術の活用で
ビジネスモデルに変革を

デジタルトランスフォーメーション（DX）では、クラウド・AI・IoTなどの新しいデジタル技術の活用により、企業のビジネスモデルを変革し、新たなデジタル時代にも十分に勝ち残れるように自社の競争力を高めていくことが重要です。
経済産業省のDX推進ガイドラインにもあるとおり、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義されており、企業が競争に打ち勝つために必要な環境変化への対応が迫られています。

目指すべきDXと
企業が抱える課題

経済産業省のDXレポート２によると、DXを推進しデジタル社会を目指すためには、レガシー企業文化からの脱却が必要といわれており、プロセスを経て企業内に事業変革の体制を整え、環境の変化に迅速に対応できることがデジタル企業としてDXを推進している状態であるといえます。プリマジェストはDXを推進するITベンダーとして企業の業務フローにフォーカスし、昨今で課題となっている紙処理とデジタル処理について変革を唱えてまいりました。この分野において一つの解を導き出したのが「デジタルとアナログのハイブリッド処理（データと紙の併存処理）」というものです。

世の中ではペーパレスの取組みが推進され、紙処理からデータ処理へのデジタル化が進んでいます。企業はAIなどの最新技術をどんどん取り入れることで業務の見直しを検討し、業務における自動化は問題なく円滑に進むように見えました。しかし現実は容易に進まず複数の壁が点在しています。

例えば業務のデジタル化においては大半の業務における完全なペーパレスは実現せず、窓口はアナログチャネルとデジタルチャンネルに分けざるを得なくなり、社内の業務フローやシステムがますます複雑になるという現象に陥っています。また、結局は紙中心の処理であったほうが便利であったという業務や、処理が少量故にそもそもシステム投資ができない業務も存在しているのが現状です。そのような中においては紙を中心にした業務も加味（アナログチャネルに対応）した汎用的なシステムを構築するかであったり、低コストでITを導入するかという課題も発生しています。

業務の自動化においては実際にAIを活用していても想定通りの自動化が進まず、AI-OCRによる文字認識率の向上も思った以上の効果が見込めないという事象が発生しています。コストもなかなか削減できず、むしろ新技術活用による費用の圧迫も発生しています。これにはAIという最新技術の有効な活用方法が分からず、最大限の効果が発揮できていないことが一つの要因であると考えます。AI-OCRを例にとってみても文字認識させる前段階で各種データをクリーンアップさせないとうまく認識率向上が叶わないということもあり、いかに高品質のクリーンデータを生成できるかという点も課題の一つといえます。

プリマジェストが提供するDX×BPR

前述の例から企業におけるDXというものは単にITや新技術を活用するだけではうまくいかず、真のDXを目指すためには企業文化（固定観念）を変革すること、さらには最新技術をいかに最大限活用できるかという点において、外部パートナーの知見・ノウハウを含め、適切に取り入れる必要性があると考えます。
これらに対し、当社ではこれまで培ってきたイメージ化/デジタイゼーション技術、コンサルティングノウハウにより、お客様のDXに必要なサービスの提供を可能とします。長年「お客様の業務効率化」をテーマに、当社事業領域である独自のソフトウェアとハードウェアの開発、OCR技術やイメージワークフローを活用したシステム構築、イメージ情報の処理に関する受託業務（BPO）のサービスを強みとして、コンサルティングを含めた一気通貫のサービスを提供してまいりました。

その中で培ってきた実績・業務ノウハウの強みを活かし、自社独自開発の製品の活用や外部パートナーやサービス・製品の活用というあらゆる手段を選択しながら、お客様の業務要件・業務環境に適した最適解を導きだすことが可能です。様々な業務プロセスにおいて、人による主観的な判断は、データに基づく客観的な判断へ変革し、デジタルを前提とした改革が必要です。さらにプリマジェストはこれに加え業務ノウハウと最新技術を知り尽くしたITベンダーのプロとして、「データと紙の併存」をテーマにお客様目線での業務自動化の模索、システムの共同化/再利用までも可能とする真のDXにおける業務改革サービスの提供を行ってまいります。