CASE
株式会社広島銀行様
イメージ
ソリューション
におけるセンター事務
(税公金業務)効率化
1878年創業、国内に167カ店、中国・四国地方の地方銀行で最大規模の預金残高6兆円超、貸出金残高5兆円超を有する広島銀行。
同行は2015年3月、「中期計画2015“地域と共に未来を『創る』”」(計画期間:平成27年度~平成29年度)において「業務効率化戦略」-「事務部門の効率化」を打ち出しました。その重責を担うのがプリマジェストのイメージソリューションです。事務部門の効率化にいかに寄与しているかについて取材しました。
導入効果
ソリューション導入のカギ
『商品・サービス単位』から『作業単位』へのシフトへの可能性
「データ入力」「識別」の2つの課題を同時に解決
事務統括部
事務センター
統括企画グループ
担当課長
沖野太吾氏
結論から言いますと、導入前と比較して業務量は3割程度、減少していると思います。その他の効果としては「応援体制の確立」、「ミスの減少」等があげられます。
2010年に税公金のシステムを更改するにあたり、プリマジェストのイメージ処理システムを初めて採用しました。
領収済通知書の仕分けが手作業からシステムへ、帳票データを手入力していたのをシステムでの文字認識へと変更した点が大きなポイントです。
改善内容
事務部門で大きなウエイトを占める「データ入力」「識別」の2つの課題を同時に解決
作業の習得時間の短縮化、帳票類の紛失防止、省スペース化などにも寄与。
作業内容が統一される事で、それぞれの業務を熟知しなければできないという事がなくなり、作業を習得するまでの期間が短縮。
営業店で保管する帳票類は全て本店に集めてイメージ化するため、紛失のリスクを軽減し、保管場所の確保も不要。
事務統括部
事務センター
統括企画グループ
市川麻理氏
沖野氏
2010年に税公金のシステムを更改するにあたり、プリマジェストのイメージ処理システムを初めて採用しました。
結論から言いますと、導入前と比較して業務量は3割程度、減少していると思います。
領収済通知書の仕分けが手作業からシステムへ、帳票データを手入力していたのをシステムでの文字認識へと変更した点が大きなポイントですね。
プリマジェストのイメージ処理システムによって、それまでの『商品・サービス単位』での業務運営から、『作業単位』での業務運営へのシフトが可能となり、効果的である事が確認できました。 これが、何より大きな成果だと思います。事務部門で大きなウエイトを占めているのが、データ入力と、帳票の識別です。
以前のシステムでは、帳票の現物を見ながらデータ入力し、その後2人の人間が目検するという作業を行っていました。
仕分けにしても、領収済通知書を各種企業・金融機関・地方公共団体等に分け、さらに税金の種別ごとに分けて発送するという作業を人の手でやっていました。それが、今では高速スキャナが帳票を行き先・種別を識別して仕分けし、文字を認識してデータ化してくれます。
省力化、スピーディーかつ正確な処理、ミス減少を図る事ができました。
市川氏
プリマジェストの高速スキャナのスピードやカラーで鮮明なイメージ画面には驚きました。まるで現物を見ているかのような画面、しかも60営業日分のデータを端末で見る事ができますので、営業店からの問い合わせや照会にもスムーズに対応できるようになりました。
以前のシステムはモノクロ画面でしたので、読み取れないところは現物の束をめくって確認していたのですが、今ではほとんど必要ないですね。
また、『作業単位』になった事で、繁閑や優先順位に応じて応援体制が組めるようになりました。
以前の『商品・サービス単位』ですと、いわば縦割りですので、ヘルプできる範囲が限られていましたが、お互い助け合えるようになり、全体的に効率がアップしたと感じています。
将来に向けて
預金口座振替依頼書管理にもイメージ処理システムを導入。さらには個人ローンなど他業務にも拡大を目指す。
税公金イメージ処理システムの導入によって実現した『作業単位』での業務運営モデルを、預金口座振替依頼書管理システムにも拡大。さらに、現在の預為(預金為替)中心の業務内容から個人ローンなど、他の業務への拡大にも取り組んでいく。
沖野氏
預金口座振替依頼書を管理する上で、枚数確認の手間というのは実は負担が大きいのです。 以前のシステムでは、スキャナに帳票を流す前に、50枚なら50枚と束にしてからスキャナに流し、束ごとに入力して、枚数が一致したらようやく次の束に移るという事をしていました。 その点、プリマジェストの高速スキャナなら束を作る必要がありませんし、システムの中で一致したかどうかを確認してくれるので、手間を一気に省く事ができました。 よりスピーディーに対応できるようにもなったので、お客様へのサービスの面でも、メリットがあると感じています。『商品・サービス単位』の業務運営のままであれば、個人ローンなどについて「分からない・知らない」という事で、現場も抵抗があると思います。
しかし、データ入力という『作業単位』で考え、システム化によりデータ入力方法を統一していけば、預為も個人ローンも同じ作業内容になります。
商品・サービスを理解していなくても、初心者でも業務を行う事ができます。
このように他の業務へ拡大していく事によって、当行の経営課題である事務部門の効率化につなげていくのが、我々の使命だと思っています。
そのためにも、プリマジェストの進化するソリューションに期待しています。
広島銀行は、中国・四国地方の地方銀行で最大規模の預金残高6兆円超、貸出金残高5兆円超を有する地方銀行。地域金融機関として、資金ニーズへの速やかな対応、創業支援、事業承継支援などを通じて、地域の活性化に貢献している。
ホームページ:http://www.hirogin.co.jp/