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「アプリケーション機構要素の分離」をコンセプトにしたシンプルかつオープンなプロセス マネージャです。
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従来のアプリケーションプログラムのコーディングには4つの要素「処理」、「処理手順」、「記憶」、「表示」が複雑に連携しあって構成されています。FloWareはこれらを分離させ処理手順のみ担当します。
これによって通常アプリケーションの中に記述される「処理手順」にかかわるコーディング、例えばアプリケーション間連携、サブルーチンコール、RPCなどから開放され、クライアントサーバ、イントラネットアプリケーションにおけるプログラムの部品化を促進します。 -
FloWareの導入効果

高い処理性能 | 大量の案件処理が集中する基幹業務システムに応用できます。 |
アプリケーションのパーツ化を促進 | アプリケーション同士をAPIで連携することにより、前後の処理を意識せずシンプルな構造にできます。 |
充実した管理・監視ツール | 広範な機能を持つ各種ツールによって導入から運用までをトータルに管理・監視します。 |
役職権限(ロール)管理 | アプリケーション開発における役職権限(ロール)管理をFloWareが代行します。 |
様々なフロー定義に対応 | 業務処理の構成要素をユーザがマップとして定義できます。 |
必要にして十分なAPI | 豊富なAPIが様々なワークフロー機能を提供します。 |
他システムとの接続性 | 純粋なプロセス制御エンジンであるため外部システムとの接続に制限がありません。 |
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FloWare Activity Managerとデータベースが処理手順(フロー)と処理を管理するサーバとなり、FloWare API で作成されたプログラムおよび管理ツールがクライアントとして利用します。
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FloWareの主な機能・処理手順の制御 処理手順(フロー)をルート化し、指定されたルートに沿って処理を実行します。 ・条件分岐 処理結果によって複数に分かれるルートの中から次に進む適切な処理を選択します。 ・処理の階層化 より詳細なフローを定義するためにマップの階層化(サブマップ)を設定できます。またマップの部品化もできます。 ・並行処理と結合 1つの処理を複数に分けて並行して行い、処理結果を結合させて次の処理へと進ませます。 ・優先順位づけ 処理にプライオリティをつけて運用することができます。 ・処理期限の設定 処理期限の設定が可能で、期限を過ぎると優先度を上げたり、アラーム(警告)を発したりすることができます。 ・処理履歴の追跡 処理時刻、ステータス、実行ユーザなどの履歴を確認できます。 ・簡易業務のDB機能 処理案件にかかわるビジネスデータを保管できます。 ・シミュレーション機能 分岐結合やログインユーザ数などのパラメータを繰り返し変更しつつ、業務全体のリードタイムやボトルネックを事前に検証できます。
システムの稼働前や変更前にリソース配分を決定するのに有効です。 ・役割(ロール)管理機能 ユーザと役割の関連付けを容易にし、一時的な権限の委譲をユーザレベルで指定することもできます。 -
FloWareの管理ツール・Map Builder Map Builderは、業務処理のステップをグラフィカルに定義・表示します。企業の経営・業務方針の変更などに伴って処理手順の変更が必要な際、Map Builderはプログラミングなしでワークフローの変更ができ、新しい状況に応じた処理手順の適用を即座に可能とします。
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FloWatch
FloWatchは「今」の状況をビジュアルに把握できる管理者用ツールです。ワークフローで管理されているすべての状況をリアルタイムにグラフで表示し、各業務の進捗状況の管理、ボトルネックの早期発見など、効率よい運用をサポートします。また進捗情報を的確に把握することでダイナミックな人事配置が可能になります。 -
Rule Architect
Rule Architectは、FloWareに変数を持たせ、その値を見て分岐条件を変更できる機能をもち、その変数の条件の定義をするためのツールです。変数の値は数字、文字などを指示でき、その変数を見て各条件(=、<やAND、ORなど)を記述し、その条件にあったものをどの行程に返すかをグラフィカルに定義できます。Rule Architectを利用するとユーザがアプリケーションを変更しなくても、分岐条件を変えることができます。 -
Administrator
Administratorは、システム管理用ツールです。ユーザがどの案件にいつアクセスし、どの様な結果で、いつ処理を終えたのか一覧表示することができます。また、それらの情報をExcelなどに出力し分析することもできます。 これによりすべてのプロセスの履歴管理が可能となります。またユーザの登録・削除の他、アクセス権限、グループ登録などの設定が行えます。
機能 | システム要件 | |
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サーバ (FloWare Activity Manager) |
OS | IBM AIX 7.1 AIX 6.1 AIX 5.3 |
HP-UX 11i v3 11.31 (IA-64) HP-UX 11i v2 11.23 (PA-RISC) |
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Oracle Solaris 11 (SPARC) Solaris 10 (SPARC) Solaris 9 (SPARC) |
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SUSE Linux Enterprise Server 12 (x86、AMD64、Intel64) SUSE Linux Enterprise Server 11 (x86 、AMD64、Intel64) SUSE Linux Enterprise Server 10 (x86、AMD64、Intel64) SUSE Linux Enterprise Server 9.1 (x86 、AMD64 、Intel64) |
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Red Hat Enterprise Linux 6 (32ビット、64ビット) Red Hat Enterprise Linux 5.4 (64ビット) Red Hat Enterprise Linux 5.2 (32ビット、64ビット) |
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Microsoft Windows Server 2012 (64ビット) Windows Server 2008 (64ビット) Windows Server 2003 (32ビット、64ビット) Windows 2000 Server |
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データベース | Oracle Database 12c (12.1) Database 11g R1 (11.1)/ 11g R2 (11.2) Database 10g R1 (10.1) / 10g R2 (10.2) Database 9i R2 (9.2.0.8) |
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IBM Informix 12.x Informix 11.x (11.50) Informix 10.00 |
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Microsoft SQL Server 2012 SQL Server 2008 SQL Server 2005 SQL Server 2000 |
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IBM DB2 10.x DB2 9.x DB2 8.1 / 8.2.2 |
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MySQL 5.0.07 | ||
Java (※1) |
Oracle Java Runtime Environment 1.7 (※2) Java Runtime Environment 1.6 (※3) Java Runtime Environment 1.5 (※4) ※1 OS が AIX および HP-UX は各 OS ベンダが提供する Java Runtime Environment を使用する。 ※2 、※3、※4 OS が Linux、Solaris、Windows でかつ動作保障されるバージョンのみ該当。 |
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JDBC ドライバ | 各データベースベンダが動作保障する JDBCドライバを使用すること。 | |
ODBC ドライバ (※5) |
Microsoft ODBC driver for SQL Server ※5 Microsoft Windows Server とMicrosoft SQL Server を組み合わせて使用する場合のみ。 |