内閣府が進めている「AI戦略 2021」にもある通り、
『AIは、知的とされる機能を実現する広範なシステムを
包含するとともに、今後の社会や産業から日常生活、
また、科学研究や技術開発まで、あらゆる領域に展開されることが予想される』とある一方、AIの実活用については、各社試行錯誤の段階ではありますが、一部には実用投入されて効果が生み出されている分野も増えています。
業務処理の目線で捉えると、AIは「万能ではない」ため、いかにして「AIを活用するか」「AIの得意分野はどういったところか」を理解した上で、ビジネスへの導入、業務改革への活用を進めることが
鍵となります。
人（事務の担い手）・システム・AIの効果と課題、それぞれの特徴を理解した上で、DX（業務改革）へ取り組むことが重要です。
当社ではこれまでご提供してきた多くの業務アプリケーション開発の経験や、多様な事務アウトソーシングで蓄積されたノウハウから、
AIを活用した業務改革を進める上で、業務の一部を単にAIに代替するのではなく、人・AIそれぞれの優位性を活かし、
融和させることを重視しています。
当社では、これまで培ってきたアナログからのデータ作成ノウハウをベースに、各種業務ワークフローにおけるAIの最適な活用を進めてきました。
これまでの帳票・ドキュメントといった紙のスキャンによるデジタルデータに加え、スマートフォンやタブレットの普及により増大している
デジタルデータに対し、AI／RPA／Cloudといった新たなテクノロジーを活用することで、より広い範囲での自動化や
高いレベルでの業務の効率化に取り組んでいます。
企業のコア業務で必要となる「クリーンデータの生成(各種伝票や申請書内容のデータ化と点検/精査)」については、
数多くの現場で培った独自ノウハウを基に多くの実績を持ち、
業務コンサルティングに始まり、システム開発、BPOサービス提供に至るトータルソリューションをワンストップで提供しています。
AI-OCRにより帳票やドキュメントの文字認識率は向上しました。特に文字幅フリーな手書き文字の認識で効果を上げています。
一方、その利用においてはデジタル化したファイル単位で認識処理することが一般的です。
当社では、これまで培ったノウハウをもとに、より効果的にAI-OCRを活用する仕組みを確立しました。
この仕組みにより、様々な種類や量の帳票やドキュメントのデジタル化による自動化や業務効率化を実現しております。
AI-OCRとは、文字通りAIの技術である「機械学習」「深層学習」を取り入れたOCRのことを指します。既存のOCRは、「人が」予め決めたルールで文字を読み取っていたのに対し、AI-OCRは、「OCRエンジンが」学習した内容に基づいて、ルールを見出して読み取ることができるようになります。
手書き文字認識率は既存エンジンと比較して高いというメリットがありますがAI-OCRを導入することが必ずしも最適解であるとは限りません。コストや処理速度など、既存エンジン（定型、準定型）の導入検討も含め多角的な観点で使い分けの検討をする必要があります。
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